2017年3月1日水曜日

利き酒師 攻略 ~短期攻略編~

こんなタイトルですが、基本的には、
資格を取るためだけの暗記勉強というのはあまりおすすめできないです。
勉強の目的は、知識をインプットし、そこから自分で考えて、
アウトプットをすることだと思うので。
唎酒師のアウトプットは試験に回答することではなく、
販売員がお客様へ良いお酒を提案できるようになるなり、
飲み会で同僚や友人に好みの日本酒を選んであげられるようになるなり、
日々の独り晩酌をより楽しめるようになるなりといった成果です。

ただ、そうは言っても目的は人それぞれですし、
状況によってはできるだけ少労力で資格取得しなければ
いけないという方もいると思うので、私の考える効率的な方法を書きたいと思います。
再受験したらお金もかかりますしね。

では、一週間、毎日2時間程度真剣に勉強する例として書きます。
知識の習得速度は人によって違うので、あくまで参考です。

<1~3日目>
・過去問を読む
 真剣に解いて答え合せはしなくて良いです。
 選択問題が大量にありますが斜め読みで良いです。
 まずは1020分くらいでどんな問題が出題されるのか把握してください。

・学習のポイントに沿ってテキストを読む
 出題頻度別にマーカーの色を変えるなりして、判別できるようにしておきましょう。
 頻度3~4を重点的に確認できるようにしておくためです。

・DVDはテイスティングのみ
 講義DVDは基本的にテキストをなぞる形なので試験対策のみであれば、
 時間節約のため省略します。
 ただ、テイスティングの部分だけは、やり方を掴みやすいと思うので
 さらっと見ておきましょう。

<4日目>
・過去問の一次試験、二次試験を解く
 初見での問題文の言葉の意味が分からん状態に比べたら回答できるように
 なっているはずです。
 エクセルで回答用紙を作るのをオススメします。
 理由は、今後何回か解き直す際にexact関数で一瞬で答え合せができ、
 間違えた問題をすぐに見返せるからです。
 また、当てずっぽうはせず、自信を持って回答できなければ空欄にしておきましょう。
 そして、間違えた箇所は必ずテキストを見返してチェックをつけておく。

<5日目>
・テイスティングをする
 4タイプのお酒をそれぞれテイスティングし、自分の感覚と
 テキストの記載についてイメージを合わせておく。
 4分類だけは確実に正しく答えられるように。

・酒の特徴を暗記する
 各タイプごと、外観、香り、味わいから酒器や料理まで、
 テキストにある通り、とにかく暗記をして、答えられるようにします。

・過去問解き直し
 時間があれば1、2次試験過去問の間違えた問題を解き直しましょう。
 また間違えたらテキストで再度チェック。

<6日目>
・セールスプロモーション案作成
 提案内容をノートに書いておく。(当日持っていくのを忘れずに。)

・四次試験過去問を解く

・一、二次試験過去問解き直し
 5日目に過去問で間違えた問題を解き直しましょう。

・テイスティング項目の暗記チェック

<7日目>
・テイスティングブラインドテスト
 サンプル酒をブラインドテストし、正解できるようにしておく。

・テイスティング項目の暗記チェック

・過去問再チェック
 過去問で間違えた問題を再度チェック。(もうあまりないでしょう。)

・テキスト見直し
 低頻度も含めて一通りテキストのマーカー部分を見直す。

<試験当日>
・朝一次試験過去問で間違えた問題と、もてなしの基から出題頻度3~4を優先して見直す。

・昼休み2次試験過去問で間違えた問題と、日本酒の基から出題頻度3~4を優先して見直す。

・二次試験60分で終わらせて退室。テイスティング項目の暗記を最終確認。

以上が効率重視の試験攻略方法です。

私自身は資格取得を急ぐ理由がなかったので、空いた時間を使って2ヶ月くらいかけ、
ゆっくり講義DVDも見てテキストも楽しみながら読んでいました。
ただ、過去問を解き出してからの、いわゆる”試験勉強”には時間をかけていないです。
実際に一通りの教材を使って、試験を受けてみた上で
効率的に合格点を取る方法を考えてみたのが上記の内容になります。


皆様のご健闘をお祈りします。

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