今回は試験内容について書いていきます。
1. 一次試験 ~飲食の基礎知識~
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一次試験は酒類をはじめ飲食全般の基礎知識について問われます。
テキストで言うと、主にもてなしの基から出題されます。
問題構成も問題数も過去問とほぼ同じですので、
これをイメージしておけば良いです。
私が受けた時は、はじめに記述式問題が4問程度あり、続いて選択問題が88問です。
選択問題については過去問をやっていれば問題ないです。
記述式問題についても過去問と学習のポイントの頻度3~4を網羅しておけば
問題なく回答できるでしょう。
気をつける点があるとすれば、40分で記述問題を含む90問程度を
回答するため、時間が意外となくなるという点でしょうか。
ケアレスミスにだけは気をつけて、ひたすらせっせと回答していきましょう。
そうすれば、合格点である70点を取ることは容易だと思います。
満点近くもいけるでしょう。
この試験が終わるとお昼休みになります。
ささっと昼食を済ませて二次試験以降の見直しをしておきましょう。
2. 二次試験 ~日本酒の基礎知識~
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二次試験は日本酒に関する知識が問われます。
テキストで言うと、主に日本酒の基から出題されます。
一次試験と同様に、過去問と同様の問題構成です。
選択問題86問と記述問題2問でした。
過去問では150問程度ありますが、こんなには出ないのでご安心ください。
選択問題については過去問をこなしておけば問題ないでしょう。
記述式問題については過去問で言う100問目、日本酒の商品特性を4つ挙げよという問題と、
たしか、灘地方が一大酒どころとなった理由を説明せよという問題だったと思います。
過去問および学習のポイントの頻度3~4を押さえておけば
回答できる問題です。
二次試験は時間も75分間あるので余裕があります。
また、60分経過時点で退室可能なので、早く終わらせれば
三次試験以降の準備ができます。
一次試験と同様、ケアレスミスに気をつけて、ささっと解き終えてしまい、
次の試験の準備をしましょう。
こちらも満点近くを狙えると思います。
3. 三次試験 ~テイスティング~
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さて、三次試験です。
テイスティング問題と記述式の問題が数問出ます。
まずテイスティング問題から説明します。
試験前、机上にA, B, C, Dのワイングラス、大きい紙コップ、小さい紙コップが配られます。
A, Bのワイングラスは薫酒、爽酒、醇酒、熟酒の4種からどれかが入っています。
お酒によっては色と香りがある程度試験前に分かるので、
当たりをつけてしまうと良いと思います。
私の場合、一つは配られたグラスが目の前を通った際、
鼻を近づけなくても香ったため薫酒だろう、
もう一つは無色透明なので、爽酒か醇酒だろうと当たりをつけておきました。
そして、C, Dのワイングラスはフタがされており、
普通のお酒と劣化酒(老香or日光臭)のどちらかが入っています。
大きい紙コップはテイスティングをしたお酒を吐き出すもの。
小さい紙コップはペットボトルの水を飲む用です。
テイスティングをしたら水でリセットしましょう。
もちろん喉が渇いたら飲んで問題ないです。
当日に気づいた注意点がお酒の温度です。
試験当日、お酒の温度が白板に書かれましたが、16℃でした。
実際、私が自宅でサンプル酒をテイスティングした際、
寒い部屋で10℃程度のお酒をテイスティングしたので
試験当日のお酒の香りの方がやや強く感じました。
回答に問題はなかったのですが、少し戸惑いました。
毎回この温度なのかは分かりませんが、頭の片隅に置いておくと良いと思います。
それでは問題の方です。
テイスティングについてはまず、
A, Bの酒についてテキストにあるテイスティング項目を一通り回答します。
外観、香り、味わい、個性、タイプ分類、飲用シーン、温度、酒器、合わせる料理についてです。
注意すべき点を挙げると、
主体的な香りについては三つ具体例を挙げることが求められましたので
準備しておいた方が良いです。
飲用シーンについては各シーンにその理由も記述する必要があります。
酒器についても同様に理由まで必要です。
ここまでは選択肢がないので、ちゃんと覚えておく必要があります。
相性が良い料理については、
和食系、洋食系、その他からそれぞれ一つずつ選び、
さらに選んだ理由についても記述する必要があります。
料理については数十種の例が問題用紙に記載されており、
そこから選択しても良いですし、自分で書いても良いです。
ここのセクション攻略のためには、
各タイプの特徴をテキストの通り覚えておくのが良いでしょう。
書く量も多いため、頭に叩き込んでおき、一気に書いてしまった方が良いです。
ただし、酒のタイプを間違えるとほぼ落とすことになるので、テイスティングは慎重に。
記述式問題では飲用温度帯について
10℃刻み程度で温度帯が書いてあり、○、△、Xを記載し、
それぞれの理由まで記述する必要があります。
私が受けた際は醇酒についてのみでした。
C, Dのサンプルについては香りから劣化酒をどちらか選びます。
そして、正常酒との違いを記述します。
また、その劣化を防ぐための対策についても問われました。
テイスティングに加えて、理由を書くなどの記述が多いため
時間の余裕はあまりありませんでした。
三次試験が一番の山場かと思います。
4. 四次試験 ~プロモーション企画~
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最後に四次試験についてです。
まず、一番配点が大きいのが、季節にふさわしい日本酒のセールスプロモーションを考察せよというものです。
季節は受験日の時期であり、自分の立場は自由に設定して良いです。
回答スペースはA4用紙の三分の一強くらいですので、それほど長く書く必要はないです。
事前に考えて箇条書きで簡潔にまとめておきましょう。
また、お酒に詳しくない人に対して、醇酒のプロモーションを80文字で記述せよという
問題もありました。
こちらも各4タイプについて事前に考えておくと良いと思います。
この後、記述問題がいくつか続きます。
記述問題については学習のポイントの頻度3~4に対応できるようにしておけば
大体は押さえられると思います。
私が受けた試験については次の通りです。
(もう1問くらいあったかもしれません)
熱燗器の洗い方を説明せよ。
燗の手法と香味特性について説明せよ。
枡にお酒をこぼす提供方法の問題点について説明せよ。
また、最後には一合=◯mlのような単位換算の問題が2問ありました。
以上が試験内容です。
パターンはいくつかあると思うので、ご参考まで。
過去問と学習のポイントの頻度3〜4を押さえておけば
基本的には合格点に到達できるかと思います。
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