2017年2月27日月曜日

利き酒師 攻略 ~勉強方法編~

今回は、唎酒師試験の全体を通した具体的な勉強方法について書きたいと思います。



1. 難易度は?

目次に戻る

私自身、飲食とは全然関係ない仕事をしながら資格を取得したので、効率良く勉強をする必要がありました。
受けてみた結果、それほど難易度は高くないですが、出題範囲が広いため、
それなりに準備をする必要はあると感じました。
ただ、正しく準備をすれば、高得点を得ることも可能であると思います。
とにかく短時間の学習で資格が取れれば良いんじゃ!という人には、
さらに効率重視の攻略方法を別途書こうと思います。


2. 試験の概要

目次に戻る

まず、試験全体について話すと、四次試験まであります。
一次試験 40分 酒類をはじめ飲食全般の基礎知識。ただしFBO会員は免除。
二次試験 75分 日本酒に関する知識。
三次試験 60分 酒のテイスティングとそれに関する記述。
四次試験 40分 日本酒の季節別提案とサービス知識。

各試験とも合格点は70/100点です。
全ての試験で合格点を取ることで資格認定されます。


3. 勉強の手順

目次に戻る

それでは勉強の仕方についてです。
次の手順で学習することで、効率良く合格点を取れると思います。

(1) 講義DVDとテキストで楽しく知識を得る
(2) 学習ガイドで要点を押さえる
(3) 過去問を解く
(4) テイスティングする
(5) プロモーション案を作る


(1) “講義DVDとテキストで楽しく知識を得る”
まずは好奇心を持って講義DVD見ながらテキストを読み、
日本酒について楽しくふ~ん、へぇ~と勉強すれば良いと思います。
知識定着のためには楽しむことが一番ですからね。
大事だと言われた所にはマーカーをつけておけば良いと思います。
テキストにはかなり細かい部分もあるので、
興味がある分には構わないですが、最初から無理に暗記しようとしない方が良いです。
押さえるべき所は次に説明する学習ポイントです。


(2)”学習のポイントで要点を押さえる”
送られてくるテキスト類の中に、学習のポイントという冊子があり、
ここに各項目で大事な内容、出題頻度、対策ポイントが記載されています。
DVDとテキストで項目ごとに学習した後すぐに確認し、
テキストへマーカーなり注釈なりを記しておきましょう。
それなりに数はありますが、ほぼ学習のポイントに記載されていた内容が出ていたと思います。
選択および記述問題はこのポイントを網羅しておけば
確実に合格点に到達すると思います。


(3)”過去問を解く”
一通り、テキストを学習したら、過去問を解いてみましょう。
FBOの公式サイトより過去問がダウンロードできます。

1次試験及び2次試験の大半が選択問題ですが、
これらは、ほぼ過去問から出題されます。実際の試験より問題数が多く、だいたい網羅されています。
ノートにでもエクセルにでも良いですが、一通り解いて答え合せをしましょう。
当てずっぽうで回答せず、間違えたり、自信を持って答えられなかった問題や、
気になった内容はテキストでチェックしておくと良いです。
試験までの間に間違えた問題を2~3回復習すれば完璧だと思います。

続いて、記述式の問題がありますが、これらも自分なりに回答を作成しましょう。
一度テキストを読んだだけでは書けないと思います。
似たような問題が本番でも出ますので、
どのように回答すれば良いか押さえておきましょう。


(4)”テイスティングする”
試験1~2週間前くらいに一度テイスティングをしてみると良いです。
あまり早いと忘れそうですし、直前だと復習をする時間がないからです。

講義DVDとテキストを見ながら、4種類のサンプルそれぞれの
印象を書き出してみましょう。
その時、自分の感じている味や香りの表現と、テキストの表現との
差について考察してみると理解も深まって良いと思います。
正直、自分の表現力の貧困さに悲しくなりました(笑)
ここで、各お酒のイメージを自分の中でしっかり固めておきましょう。
これが済んだら、各タイプの表現を一通り暗記してしまいましょう。

そして、一度ブラインドテストをして、4タイプと香り、味わいなどを
当ててみましょう。
誰かに手伝ってもらうか、ボトルの表示を目隠しするなどでできると思います。

また、試験前日などに最終確認できるよう、
サンプル酒はある程度残しておいた方が良いと思います。
その際、酒が劣化してしまわないよう保存には注意しましょう。

サンプル以外で自分で色々試してみるのも
感性と表現力を磨くのに良いと思います。

劣化酒についても同様に色と香りを把握しておきましょう。


(5) “プロモーション案を作る”
4次試験に提案型の記述問題が登場します。
4次試験は過去問と同様に、自分で設定を決めて企画をする内容です。
また、セールストーク提案の問題が出ました。
どちらについても、事前に設定を自分で考え一通り案を作っておくと良いです。
そして、本番は思い出してひたすら書くです。


各試験の具体的内容と攻略は次回以降で書いていきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿