2017年2月26日日曜日

利き酒師を受験した話

タイトルでは"利き"と書きましたが、唎酒師(ききさけし)は日本酒サービス研究・酒匠研究会連合会が認定する資格で、公式ウェブサイトのトップには、
"飲み手の好みやご要望を察知し、日本酒とその楽しみ方を提供出来るプロフェッショナル"
とあります。

もともと、日本酒の香りや味が好きであったのと、日本の伝統文化である酒について
一通り知識を学びたく、海外も含めて知り合いなどにも日本酒を紹介して
いければと思ったことが受験の理由です。
正直、受講料及び受験料は安くはないのですが、
何かをする時に唎酒師という肩書きが役に立つこともあるかなと思い受講してみました。

なお、具体的な試験の内容や勉強の方法について知りたい方は
別の記事で書きたいと思うので、そちらをご参照ください。
ネットで探してもあまり試験の内容や勉強方法の情報は少なかったので
私の情報もお役に立てればと思いまとめておきます。

ちなみに、受講コースにはいくつかあるのですが、
私の場合、仕事の合間にゆっくり勉強していきたかったので、在宅コースを選択しました。
通信コースと迷いましたが価格差でこちらを選択。

申し込みから数日後に届いたテキストとDVD(5枚)が写真の通り。


DVD多っ!テキストも多っ!そして厚っ!
というのが第一印象。

テキストは2種類です。
“日本酒の基”というのが、日本酒の原料、作り方、歴史、テイスティング方法、
さらにはサービスやプロモーションまでてんこ盛りです。
てんこ盛り過ぎて酔います。

そして、“もてなしの基”というのは飲食業に従事する者としての心得や必要なことについて。
また、日本酒以外にもビールや蒸留酒、コーヒーに茶、チーズにシガーまで
お客様に満足いただくために幅広く基本的な知識を身につけられるようになっています。
とても興味深くて面白かったです。
おかげで飲食業者の方々を見る目が厳しくなりましたね(笑)

日本酒テイスティングノートというものも付いてきます。
これはテイスティングの項目が書いてあり、書き込めるようになっているものです。
また、酒の種類をマッピングするシートなどもあり、
試験後も活用できるものだと思います。

また、唎酒師と言うからにはテイスティングをしてなんぼです。
在宅コースの受講者には上記テキスト類とは別送でサンプル酒が送られてきます。


まず、基本的な分類である、”薫酒”、”爽酒”、”醇酒”、”熟酒”の4種類。
醇酒だけ減っているのは料理に使って見たからです(笑)


そして、劣化酒、”老香”、”日光臭”の2種類です。

素人からしたら本当に幅広く、深さもあり、しっかり勉強をして身につけたならば、
2時間くらいの飲み会ならば、終始ウンチクで独演会ができるでしょう(笑)
この勉強を通して、お酒だけでなく料理の楽しみ方も増えたと思います。
受講してみて満足しています。

日本酒に限らず、料理を楽しみたい方にも受講をオススメします。

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